Research press release

紀元500年以降前例のない、最近のタンガニーカ湖の温暖化

Nature Geoscience

Recent Lake Tanganyika warming unprecedented since AD 500

東アフリカ地溝帯の湖で最大のタンガニーカ湖の表面水温が20世紀後半に上昇したことは、過去1500年間で最大の温度変化だったと、 Nature Geoscience(電子版)に発表される研究が示している。湖表面の温暖化は、湖の食物連鎖の基盤を形成しているプランクトンの成長と発生量が減少していることと関連があり、その地域の漁業に負の影響をもたらす可能性がある。

Jessica Tierney等は湖の堆積物コアを用いてタンガニーカ湖表面の温度と一次生産を再現した。彼らは、過去1500年間における数多くの温度変動を報告しているが、この記録の中で最高の温度は過去数10年間に起きていた。さらに彼らは表面水温が高いことは、一次生産が低いことと密接に関連していることを示しており、これは湖の表面とその下の栄養に富んだ水との間が層状になっていることが原因であるとしている。

研究チームは関連する「研究の背景」でこれらの結論を支持する野外研究について解説している。

Late twentieth-century warming of the surface of Lake Tanganyika, the largest of the East African rift lakes, is the biggest temperature change in the past 1,500 years, according to a study published online this week in Nature Geoscience. Lake surface warming is linked to declining growth and abundance of the plankton that form the base of the lake’s food chain, which could have negative effects on the region’s fisheries.

Jessica Tierney and colleagues used lake sediment cores to reconstruct temperatures and primary productivity at the surface of Lake Tanganyika. They report a number of temperature fluctuations during the past 1,500 years, but the highest temperatures in their record occurred during the past few decades. In addition, they show that warmer surface temperatures were consistently associated with lower primary productivity, which they attribute to stratification between the lake’s surface and the nutrient-rich waters below.

The team describes the field work that supported these conclusions in an accompanying Backstory.

doi: 10.1038/ngeo865

「注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したプレスリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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