Research press release

ヨーロッパの放出を釣り合わせる

Nature Geoscience

Balancing European emissions

供給原料と農業からのメタンと亜酸化窒素の放出は、ヨーロッパの森林と草原による二酸化炭素の取り込みを無効にしているという報告が寄せられている。

D Schulzeらは、2000年から2005年の間におけるヨーロッパの二酸化炭素、メタン、および亜酸化窒素の流量見積もりをまとめ、ヨーロッパに対する温室効果ガスの釣り合いを明らかにした。森林と草原は二酸化炭素の吸収源として働くようにみえる。しかしながら、農業によるメタンと亜酸化窒素の放出はこの吸収源と完全に相殺しており、大陸全体にわたって温室効果ガスの釣り合いはほぼ中立となっている。

研究者は、農業と伐採が将来的により集中的に行われるようになったときには、ヨーロッパが大きな温室効果ガス放出源となる可能性があると警告している。

Emissions of methane and nitrous oxide from feedstock and agriculture negate the uptake of carbon dioxide by forests and grasslands in Europe, according to a study published online this week in Nature Geoscience.

Detlef Schulze and colleagues compiled estimates of European carbon dioxide, methane and nitrous oxide fluxes between 2000 and 2005, and developed a greenhouse-gas balance for Europe. Forests and grasslands seem to function as a carbon dioxide sink. However, agricultural methane and nitrous oxide emissions fully compensate for this sink, resulting in a near neutral greenhouse-gas balance across the continent.

The researchers warn that the trend towards more intensive agriculture and logging is likely to make Europe a significant source of greenhouse gases in the future.

doi: 10.1038/ngeo686

「注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したプレスリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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