Research press release

ハイチの地図にない断層の破壊

Nature Geoscience

Rupture of an unmapped fault in Haiti

レオガンの街に近いところを通る、いまだ記載されていない断層が、2010年1月にハイチに大被害を与えた地震に関係するとの報告が寄せられている。この断層の動きが地表を盛り上がらせたが、破壊は起こさなかった。

E Calaisらは、GPSとレーダー干渉計で得られた地面の動きのデータを解析した。観測された動きのパターンから、彼らはこれまでに知られていない断層が2010年1月12日の地震の際に活動したと結論している。

Calaisらは、その地域の地震活動を考えれば、ハイチ地震は全く予想されずに起きたわけではないと結論している。しかしながら、不確定さは残っているものの、地震の詳細なメカニズムは、この地域の断層系についてのこれまでの考えに再考を迫ることになるだろう。

An as yet undescribed fault that runs close to the town of Leogane was implicated in the earthquake that wreaked havoc in Haiti in January 2010, suggests a study published online this week in Nature Geoscience. The movement caused the surface to bulge, but not to rupture. The paper is part of Nature Geoscience’s special issue on the Haiti earthquake.

Eric Calais and colleagues analysed data on ground motion from GPS systems and radar interferometry. From the observed patterns, they conclude that a previously unknown fault must have been active in the 12 January 2010 event.

The researchers conclude that the Haitian earthquake did not come entirely unexpectedly, given the seismic activity in the region. However, despite remaining uncertainties the detailed mechanics of the event will require revisions to conventional ideas of the fault system in the region.

doi: 10.1038/ngeo992

「注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したプレスリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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