Research press release

月の水の起源

Nature Geoscience

Origin of lunar water

彗星は月への主要な水の供給源であることを示唆する研究成果が、Nature Geoscience(電子版)に報告される。月の水は地球の水とは地球化学的に際立った違いがあるため、月の形成後に獲得されたに違いないと示唆されている。

J Greenwoodらは、アポロ計画の際に収集された月の岩石試料を分析した。彼らは、その起源が月のマントル、太陽風の陽子あるいは彗星であることを指し示す、特定の地球化学的特徴をもった大量の水を岩石中に見つけた。ヘール・ボップ彗星、百武彗星、ハレー彗星について既にわかっている特徴との類似性から、Greenwoodらは、彗星がこの水の起源として最もありうると結論している。

Comets are a significant source of water on the Moon, suggests a study published online in Nature Geoscience. Because lunar water is geochemically distinct from water on Earth, the research suggests that it must have been acquired after the formation of the Moon.

James Greenwood and colleagues analysed lunar rock samples that were collected during the Apollo missions. They found significant amounts of water in the rocks with a specific geochemical signature that points to a source in the lunar mantle, solar-wind protons or comets. Based on similarities with the known characteristics of the comets Hale-Bopp, Hyakutake and P/Halley, the researchers conclude that comets are the most likely source of this water.

doi: 10.1038/ngeo1050

「注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したプレスリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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