Research press release

サンゴ礁に生息するサザナミハギのストレスをマッサージで癒す

Nature Communications

Massage lowers stress in coral reef fish

マッサージ療法は、ヒトの場合と同じように、サザナミハギ(Ctenochaetus striatus)のストレスも軽減するようだ。サンゴ礁生態系では、掃除魚が、サザナミハギについた寄生虫を取り除いているが、その際の物理的接触にストレス軽減という健康上の効用もあることがわかったのだ。

今回、M Soaresたちは、掃除魚がサザナミハギに加える触覚刺激を実験室内で模倣するため、掃除魚にそっくりのモデルを作製して、サザナミハギのコルチゾール値に対する影響を測定した。この実験で、コルチゾール値は低下し、社会的交流のない単なる物理的接触によってストレスが軽減されることが示された。これまで、マッサージの健康効果は、ヒトについてのみ実証されていたが、今回の研究結果は、サザナミハギの場合にも健康効果があることを示唆している。

Just like in humans, massage therapy lowers stress in surgeonfish, Ctenochaetus striatus, reports a study in Nature Communications this week. The work shows that in the coral reef ecosystem, when cleanerfish remove parasites from surgeonfish, the physical contact provides the added health benefit of lowering stress.

To mimic this tactile stimulation in the laboratory, Marta Soares and colleagues built look-alike models of cleanerfish and measured the effect on the cortisol levels in surgeonfish. The reduced cortisol levels indicate that just the physical contact, with no social interaction, is enough to lower stress, therefore implying potential health benefits of massage which so far have only been demonstrated in humans.

doi: 10.1038/ncomms1547

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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