Nature ハイライト

量子物理学:導波路と結合した単一の原子集団励起

Nature 566, 7744

共振器と導波路の量子電気力学(QED)は、量子ネットワークなどへの応用だけでなく、新しい光–物質相互作用や、光子によって媒介される物質–物質相互作用を調べるのに有望なプラットフォームである。低温原子をナノスケール誘電体導波路のエバネッセント場に捕捉するのに成功した例はあるが、結合した原子を非古典的状態にするのは、より一層複雑な試みとなる。今回J Lauratたちは、約1000個の低温セシウム原子からなる2つの原子アレイの、導波路と結合した単一集団励起の形成について報告している。この集団励起は、単一導波光子の検出によって伝令が付けられ読み出される。また、この励起は、限られた時間ではあるが記憶でき、後で読み出すこともできる。今回の結果に基づいて、導波路QEDは間もなく新たな飛躍的進歩を遂げることになるかもしれない。

2019年2月21日号の Nature ハイライト

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