Nature ハイライト

微生物学:スペーサーの早期獲得が免疫を高める

Nature 544, 7648

CRISPR–Cas系は、原核生物において、感染したウイルスやプラスミドからスペーサーとして知られる短いDNA塩基配列を獲得し、そのスペーサーを鋳型として病原体を切断することで、感染因子に対する免疫を付与する。今回、感染の際のスペーサー獲得の時系列情報が示され、CRISPR–Cas機能の新しい面が明らかになった。この時系列情報から、スペーサーの早期獲得が微生物の免疫応答を高める仕組みが示された。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度