天文学：3つのIa型超新星は白色矮星同士の合体によるものか？

Ia型超新星は天文学や宇宙論において「標準光源」として広く使われているが、それを駆動する爆発の性質はまだよく分かっていない。超新星爆発は、伴星から白色矮星への物質降着か、白色矮星同士の合体のどちらかによって起こると考えられている。R Ollingたちは今回、NASAのケプラー探査機によって、Ia型の可能性が高い3つの超新星を30分という時間分解能で観測し、その完全な光度曲線を提示している。この結果、超新星の放出物が近傍の伴星と相互作用している痕跡は見つからなかった。このことは、超新星爆発が白色矮星同士の合体によって起きたと考えることと矛盾しない。

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