Letter
天文学:3つのIa型超新星に伴星と噴出物との相互作用を示す痕跡はなかった
Nature 521, 7552 doi: 10.1038/nature14455
Ia型超新星は、炭素酸素白色矮星内の熱核暴走の結果生じると考えられているが、爆発のきっかけとなるのが非縮退伴星からの物質降着なのか、別の白色矮星との合体なのかはまだよく分かっていない。爆発直後の超新星を観測すると、放出された物質の分布と前駆天体系に関する固有の情報が得られる。理論モデルでは、伴星や星周デブリと超新星の放出物の相互作用によって、数時間から数日続く突然の増光が起こると予測されている。本論文では、ケプラーミッションにおいて30分という時間分解能で観測された、Ia型の可能性が高い3つの超新星に関するデータを示す。我々は、超新星の放出物が近傍の伴星と相互作用していることを示す痕跡を見つけることができなかった。観測できる相互作用の痕跡がなかったことは、これら3つの超新星が、連星をなすもう一方の白色矮星やヘリウム星などの別のコンパクト星との合体によって生じたという考えと一致する。

