Nature ハイライト

免疫:ひと味違うワクチン設計

Nature 507, 7491

W Schiefたちは、コンピューターによるタンパク質設計法を検討して、ヒトRSウイルス(respiratory syncytial virus;RSV)に対する新規ワクチン候補を作出した。RSVエピトープ、つまり抗原決定基の1つの構造を模したタンパク質からなる人工的な足場が、マカクザルでRSV中和抗体を誘導することが分かった。ここで用いられたタンパク質設計法は、機能的モチーフの周囲に、そのモチーフのコンホメーションを安定化するようにタンパク質を構築するというもので、ワクチン開発に幅広く応用可能と考えられる。

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