Nature ハイライト

生化学:紅藻型Rubiscoを活性化する

Nature 479, 7372

酵素のリブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ(Rubisco)は、大気中二酸化炭素のリブロース1,5-ビスリン酸(RuBP)への取り込みを触媒しており、これは炭素固定の主要な反応である。植物のRubisco、つまり「緑色植物型」Rubiscoは、光合成活性を維持するのにRubiscoアクチベースに依存していることが知られており、このタンパク質はRubiscoの活性部位から阻害的に働く糖基質を取り除く。従来はRubiscoの転写調節因子だと考えられていたCbbXタンパク質が、紅藻や植物プランクトンの紅藻型Rubiscoのアクチベースとして機能していることが今回報告され、構造解析と生化学的解析によりRubisco活性化の機構が明らかになった。この過程の解明は、光合成生物による二酸化炭素取り込みやバイオマス生産を改善しようという取り組みを促進するかもしれない。

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