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人類学:アマゾン川流域で栽培されていた初期の作物

Nature 581, 7807

ペルーやボリビアといったアマゾン川上流流域で景観が人間活動によって改変されてきたことは、古くから知られている。今回、高木がなく季節的に冠水するサバンナに点在する約4700の人工孤立林の一部について考古学的調査が行われ、そうした状況が印象的な形で示されている。こうした孤立林は、前期完新世には盛り土が行われ耕作が行われた森林中の開拓地であった。U Lombardoたちは、これらの孤立林の一部について炭素年代測定を行い、植物化石(植物の存在を示す丈夫なケイ酸体;プラント・オパール)を探した。その結果、ボリビアのモホス平原では、較正年代で約1万250年前にカボチャ類が、同約1万350年前にキャッサバ類が、同約6850年前にトウモロコシが栽培されていたことが明らかになった。

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