Perspective

炎症性皮膚疾患における疾患の修飾:機会と課題

Nature Reviews Drug Discovery 22, 8 doi: 10.1038/s41573-023-00735-0

アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬などの慢性炎症性皮膚疾患の根底にあるメカニズムの理解が進み、症状の軽減を第一の目的とした新しい治療選択肢が生まれている。さらに、この知識は、治療を必要としない完全寛解、すなわち、疾患の修飾を誘導することを目的とした新たな戦略についての情報をもたらして、関連する併存疾患にも影響する可能性がある。しかし、この目的に到達するためには、疾患の修飾および疾患活動性指標を定義し、疾患のメカニズムと全身的な波及効果、治療可能時間域、患者の層別化と介入成功のためのバイオマーカーをさらに理解し、さらには、適切な試験デザインなど、重要な領域についてさらなる探究が必要である。本論文では、慢性炎症性皮膚疾患の疾患修飾療法の創薬と開発における機会と課題について評価する。

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