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腫瘍学や眼科学などにおいて血管新生を標的とする

Nature Reviews Drug Discovery 22, 6 doi: 10.1038/s41573-023-00671-z

血管新生は、正常な発生および成体の生理機能における不可欠な過程だが、多くの疾患で障害される可能性がある。疾患を治療するために血管新生を標的とするという概念は50年以上前に提唱され、血管内皮増殖因子(VEGF)を標的とする最初の2つの薬剤であるベバシズマブとペガプタニブが、それぞれがん治療薬と血管新生眼疾患の治療薬として、2004年に承認された。それ以来、抗血管新生薬(AAD)の20年の臨床経験から、これらの疾患に対するこの治療手法の重要性が実証されてきた。しかしながら、治療効果を向上させ、薬剤抵抗性を克服し、代替マーカーを定め、他の薬剤を併用し、次世代の治療薬を開発して、臨床成績を改善する必要がある。本総説では、最近明らかになった新たな標的、新薬の開発、そしてAADの作用機序および臨床的有用性の根底にある機序の解明といった困難な問題について検討し、この分野の将来の方向性についても議論する。

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