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新たな治療標的としての好中球

Nature Reviews Drug Discovery 19, 4 doi: 10.1038/s41573-019-0054-z

好中球は、最も豊富な循環白血球中であり、細菌や菌類の感染に対する防御の最前線に立っている。しかし、好中球は、さまざまな自己免疫疾患および炎症疾患の際の組織損傷の一因にもなっており、がんの進行にも重要な役割を果たしている。好中球は、さまざまな疾患において密接だが複雑に関与しているため、治療介入の興味深い標的である一方、有益な応答と潜在的に有害な副作用とを区別する必要もある。好中球機能を増強、抑制、回復する戦略など、好中球を治療標的としたさまざまなアプローチが登場しており、いくつかの薬剤が臨床試験に入っている。しかしながら、この分野の課題および議論は依然として残っている。

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