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創薬におけるケモゲノミックライブラリー・スクリーニングの応用例

Nature Reviews Drug Discovery 16, 4 doi: 10.1038/nrd.2016.244

表現型スクリーニングは魅力ある手法であり、業界内で標的に基づいた手法が好まれていることと相まって、新しい治療標的を発見しやすくして創薬を加速させる、革新的な化学生物学技術の開発を促した。ケモゲノミックライブラリーには、薬理作用を有する低分子化合物が精選されており、このライブラリーの表現型スクリーニングでヒットした化合物については、その1つ以上のアノテーションされた標的が、識別可能な表現型の撹乱に関係している可能性が示唆される。本総説では、ケモゲノミックスクリーニングが、表現型スクリーニングプロジェクトから標的に基づいた創薬手法への転換を大きく迅速化する数々の可能性について説明する。これ以外にもドラッグ・リポジショニング、予測中毒学研究、新しい薬理作用の様式の発見などの応用例についても検討する。

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