Review Article

創薬における生物物理学:その影響と課題と可能性

Nature Reviews Drug Discovery 15, 10 doi: 10.1038/nrd.2016.123

X線結晶構造解析、核磁気共鳴分光法、表面プラズモン共鳴分光法、等温滴定熱量測定法などの生物物理学的技術は、過去25年間に多くの製薬会社と大学の研究室における創薬プラットフォームの重要な構成要素になった。その間に、この技術を用いてできる測定の速度、感度と適用範囲が大きく改善され、化合物と標的の相互作用に関する高分解能の機構情報、運動情報、熱力学情報と構造情報がもたらされた。本総説は、この技術の発展を理解するための枠組みを提供することを目的とし、極めて重要な生物物理学的方法、それによって得られる情報、そして、それを創薬過程のさまざまな段階に適用するためのやり方を説明する。また、現行技術の諸課題を考察し、将来的に生物物理学的方法を用いて創薬の諸問題を解決する可能性についても論じる。

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