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チップスケールのリング共振器マイクロコム光源を用いた毎秒ペタビットのデータ伝送

Nature Photonics 16, 11 doi: 10.1038/s41566-022-01082-z

光ファイバー通信はインターネットの基幹である。不可欠な中核技術は、サイズ、速度、エネルギー効率の限界に近づいているので、データ伝送容量をさらに拡大する新しい技術が必要である。今回我々は、窒化シリコンリング共振器に基づく単一の光周波数コム光源が、毎秒ペタビット領域のデータ容量に対応することを示す。我々は、安定化されたダークパルス・カー周波数コムを生成する単一のマイクロコムリング共振器から得られる223の波長チャネルを用いて、長さ7.9 kmの37コアファイバーにおいて1.84 Pbit s–1の伝送を実験的に実証している。また我々は、大規模並列型の空間・波長多重化データ伝送システムにおいて単一チップスケール光源が100 Pbit s–1に対応できるはずであることを示す理論解析結果も提示している。今回の知見は、デバイス効率の高い送信器と受信器を目標にした将来の通信システムの設計の転換を示している可能性がある。

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