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デジタルヘルスケア:新生児・小児集中治療室での生理状態の高度なワイヤレスモニタリングに使用できる皮膚貼り付け型バイオセンサー

Nature Medicine 26, 3 doi: 10.1038/s41591-020-0792-9

新生児集中治療室(NICU)や小児集中治療室(PICU)での標準的な臨床ケアには、皮膚に接着させる有線接続デバイスによるバイタルサインの継続的なモニタリングが行われており、場合によっては動脈に挿入されたカテーテル型の血圧センサーが使われることがある。このようなシステムは医原性の皮膚損傷を生じるリスクがあり、臨床ケアを困難にし、親子間のスキン・トゥー・スキンコンタクトを妨げかねない。今回我々は、ワイヤレスの非侵襲性技術について報告する。この技術は、心拍数、呼吸速度、体温、血中酸素濃度に対する既存の臨床的基準と同等の測定が可能なだけでなく、NICUとPICUの両方でのパイロット臨床研究からのデータにより裏付けされたように、重要な補足的特性も追加されている。これらの新たなモダリティーには、体の動きや向きの追跡、スキン・トゥー・スキンケアの生理学的利益の定量化、心臓活動の音響学的シグネチャーの捕捉、泣き声の調性や経時的特徴に関連した音声バイオマーカー記録、収縮期血圧の信頼できる代替測定値のモニタリングが含まれる。このようなプラットフォームは、新生児や小児の救急救命ケアの質を相当に高められる可能性がある。

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