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急性リンパ芽球性白血病の化学療法耐性の解明

Nature Medicine 19, 3 doi: 10.1038/nm.3119

急性リンパ芽球性白血病(ALL)の治療は、腫瘍学における大変な成功の1つである。しかし、化学療法を受けた後に寛解に達しなかったり、再発したりした患者は相変わらずきわめて予後が悪く、また、治療の失敗がどういう仕組みによっているのかもほとんどわかっていない。新しい研究で、ALLに対する化学療法で使われる薬剤の代謝にかかわる酵素の遺伝子NT5C2に生じた機能獲得型変異が、化学療法耐性の一因となっていることが示唆された。

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