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EMT-MET可塑性に見られる「つき合いのよさ」

Nature Medicine 17, 9 doi: 10.1038/nm.2437

腫瘍転移での上皮間葉移行(EMT)の重要性は認知されているが、この逆の過程である間葉上皮移行(MET)のがん進行への関与はよくわかっていない。新しい研究で、マイクロRNAのmiR-200ファミリーが乳がんでMETおよび転移増殖を調節していることが明らかになった。このことから、EMTとMETの間の柔軟な転換、すなわち上皮間葉可塑性が、転移のさまざまな段階で重要である可能性が考えられる。

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