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免疫:Foxp3とBcl-6を発現する濾胞制御性T細胞は胚中心反応を抑制する

Nature Medicine 17, 8 doi: 10.1038/nm.2426

Foxp3+制御性T(Treg)細胞は多様なタイプの免疫応答を抑制して、生体の恒常性維持を助けている。Treg細胞が胚中心反応などの液性免疫を調節する仕組みは明らかになっていない。今回我々は、CXCR5およびBcl-6を発現し、胚中心に局在するTreg細胞サブセットをマウスとヒトで同定した。Treg細胞でのCXCR5発現はBcl-6に依存している。このようなCXCR5+Bcl-6+ Treg細胞は胸腺には存在しないが、CXCR5-Foxp3+内在性Treg前駆細胞からde novoに生じうる。CXCR5+ Treg細胞が存在しないと、胚中心B細胞の分化、抗体の親和性成熟および形質細胞の分化などの胚中心反応がより活発になる。これらの結果は、Treg細胞のBcl-6-CXCR5軸が、胚中心反応の抑制に働く濾胞制御性T(TFR)細胞の分化・成熟を推進することを明らかにしている。

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