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T細胞受容体とがん:うまい話には穴がある

Nature Medicine 16, 5 doi: 10.1038/nm0510-520

腫瘍抗原に特異的なT細胞受容体を産生するように遺伝子操作を加えたTリンパ球は、抗腫瘍免疫応答を引き起こす。しかし、この戦略には命にかかわりかねない問題が伴うことを、新しい研究が警告している。導入されたT細胞受容体が、元からある受容体との間で構成成分を交換して、自己抗原に対して特異性をもつハイブリッド分子を作り出してしまうのだ。

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