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COMMUNITY CORNER: がん幹細胞を捕らえる

Nature Medicine 14, 8 doi: 10.1038/nm0808-814

腫瘍の源となるがん幹細胞は、さまざまな種類の腫瘍で次々と見つかっている。こうした細胞を見分ける際に広く頼りにされてきたのが、がん幹細胞に特異的だと考えられている細胞表面分子CD133の発現である。S Shmelkovたちは結腸がんの研究から、この前提に疑問を投げかけている。彼らはマウスとヒトの組織の解析から、CD133は広範囲に発現しており、特に腫瘍細胞の「おはこ」というわけではないと結論している。この知見は、がん幹細胞の探索と標的化にどんな意味をもつのだろうか。

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