Technical Report

画像化法:腫瘍におけるsiRNA送達とサイレンシングのin vivo画像法

Nature Medicine 13, 3 doi: 10.1038/nm1486

RNA干渉(RNAi)が治療戦略の1つとして使える可能性が広がりつつあるのに伴い、低分子干渉RNA(siRNA)送達とサイレンシングの新たな非侵襲的検出法が早急に必要となっている。今回我々は、in vivoでのsiRNA移入およびその腫瘍内蓄積の高解像度磁気共鳴画像法(MRI)とin vivo近赤外蛍光画像法(NIRF)による同時画像化という、2つの目的を果たす両用プローブの開発について報告する。このプローブは、近赤外蛍光色素で標識した磁気ナノ粒子からなり、モデル標的または治療標的に特異的なsiRNA分子を共有結合させてある。またこれらのナノ粒子は、細胞内送達のために膜輸送ペプチドで修飾してある。2種類の腫瘍モデルで、これらのプローブの腫瘍への取り込みのMRIと光学画像法によるin vivo追跡が実現可能であることが明らかになった。また、このような原理実証実験に使った技術を用いて、このプローブによるサイレンシング作用の効率の高さも確認した。これらの研究成果は、癌治療用製品の開発と最適化に必須であるsiRNA送達・画像化戦略の進展に向けた第一歩といえる。

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