Research press release

火星に微生物が存在する環境が?

Nature Geoscience

A habitable microenvironment on Mars?

火星のシルティス・メジャー火山複合体にある水和したシリカ堆積物は、比較的最近生物が存在できる環境があったことを示唆している。堆積物の形状と火山火口の周囲にある位置は、熱水システムがその起源であることを指し示しており、生物のすみかとなりその残骸を保持している可能性がある。

J Skokらは、火星画像小型分光計(CRISM)で得られたデータを解析した。彼らは火星では、比較的年代の若い火山の特徴をもつ、ニリパテラ火口の近くで水和したシリカと一致する分光学的兆候を検出した。研究者は、データは最近存在した熱水システムを示唆していると解釈している。地球では、シリカを形成する熱水環境は微生物の化石を保持している可能性が極めて高いと考えられている。

Hydrated silica deposits in the Syrtis Major volcanic complex on Mars could indicate a relatively recent habitable environment, suggests a study online this week in Nature Geoscience. The shape of the deposits, and their location in and around a volcanic cone, point to an origin in a hydrothermal system, which could have both harboured life and preserved its remains.

John Skok and colleagues analysed data obtained with the Compact Reconnaissance Imaging Spectrometer for Mars (CRISM). They detected spectroscopic signatures that are consistent with hydrated silica near the Nili Patera volcanic cone — a relatively young volcanic feature on Mars. The researchers interpret the data as indicative of a recent hydrothermal system. On Earth, hydrothermal environments with silica formation are considered to have a significant potential for preserving microbial fossils.

doi: 10.1038/ngeo990

「注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したプレスリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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