Research press release

活発な小惑星

Nature Geoscience

Active Asteroids

隕石の分析結果から、ベスタなどの大きな小惑星の内部では、その初期に惑星に似た力学的過程が生じていたことが示唆された。今週オンライン版に報告されるこの発見は、これらの小惑星を初期太陽系で地質学的に活動的な天体として整理し直している。

Beverley Tkalcecたちは、太陽系で最大の小惑星の一つであるベスタの試料を代表していると考えられている隕石種であるディオゲナイトの鉱物粒子を分析した。鉱物粒子の方向は、地球上部マントルの岩石で起きているのと同様に小惑星深部で変形を受けたことを示唆している。提示された変形は、小惑星が冷却するにつれて固化した物質が溶けたマントル中を沈降するという、ベスタの進化モデルと一致している。

Analyses of a meteorite suggest that the interiors of large asteroids, such as Vesta, could have undergone dynamic, planet-like processes early in their history. The finding, reported online in Nature Geoscience this week, recasts these asteroids as geologically active bodies in the early Solar System.

Beverley Tkalcec and colleagues analysed mineral grains in a diogenite, a type of meteorite thought to represent a sample of Vesta - one of the largest asteroids in the Solar System. The orientation of the mineral grains suggests deformation in the asteroid at depth, similar to that experienced by rocks in the Earth’s upper mantle. The deformation proposed is consistent with models of Vesta’s evolution, which show solidified material sinking through a molten mantle as the asteroid cools.

doi: 10.1038/ngeo1710

「注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したプレスリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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