Research press release

月面の水が検出

Nature Geoscience

Lunar surface water detected

月の土壌中のガラス質粒子は大量の水を含んでいると、Nature Geoscience(オンライン版)に発表された研究が報告している。かつては完全に乾燥していると考えられていた月の表面に残された湿りけの痕跡は、太陽風との相互作用が原因と考えられる。

Yang Liu等はアポロ計画により持ち帰られた月の土壌資料を分析し、粒子の中から水を検出した。さらに分析を進めると、太陽風中の水素イオンとの地球化学的類似性が明らかになった。このことは、太陽風が月の表面に水素イオンをもたらし、それがガラス質粒子中の水に変換されて保存されたことを示唆している。

関連するNews and Viewsの記事でMarc Chaussidonは、太陽風と関連がある月表面の水を発見したことが、「太陽系内部の天体で他にも水が見つかる可能性を示している」と書いている。

Glassy grains within lunar soils contain significant amounts of water, according to a study published online in Nature Geoscience. Once thought to be completely dry, the lunar surface owes this trace of wetness to interactions with the solar wind.

Yang Liu and colleagues analysed lunar soil samples returned by the Apollo missions and detected water in some of the grains. Further analyses revealed geochemical similarities to hydrogen ions in the solar wind. This suggests that the solar wind delivers hydrogen ions to the lunar surface that are then converted and stored as water in the glassy grains.

In an accompanying News and Views article, Marc Chaussidon writes that these findings of lunar surface water linked to the solar wind is “opening the door to another source of water for inner Solar System bodies.”

doi: 10.1038/ngeo1601

「注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したプレスリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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