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ゲノム編集:CRISPR–Cas9はクロモトリプシスを引き起こす可能性がある

Nature Genetics 53, 6 doi: 10.1038/s41588-021-00881-4

CRISPR–Cas9によるゲノム編集が臨床で使用され始めている。これまで出ている有望な結果は、医療への幅広い影響力と安全性への期待を高めることとなっている。しかし新しい研究から、Cas9が標的を切断すると、わずかな時間で、標的染色体がクロモスリプシス(染色体粉砕)として知られる過程を起こすことが示された。この「負の結果」が起こる可能性を解明するとともに、それらを軽減する方法の探索が行われなければならない。

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