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哺乳動物細胞で作動するRNAiを利用した汎用論理評価装置

Nature Biotechnology 25, 7 doi: 10.1038/nbt1307

検知、計算および作動を掛け持つ分子オートマトンを用いれば、生物学的システムのプログラム可能な操作が実現される。我々はヒト腎細胞でのRNA干渉(RNAi)を利用し、一般的なブール論理を実行して内在分子入力に基づいた判断を下す分子計算コアを構築した。内在入力の状態は「媒体」である低分子干渉RNA(siRNA)の有無によってコードされる。コード化規則を人工的遺伝子ネットワークでのsiRNA標的の特異的配置と組み合わせれば、任意の標準形のブール式がsiRNAで直接的に評価され、内在入力で間接的に評価される。本研究では論理変数を最大5個用いた式の直接的評価を行った。入力とsiRNA媒体とを結ぶ上方および下方調節性の検知リンクによるコード化規則を実行することで、このような入力を用いる任意のブール型意思決定が可能になると考えられる。

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