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地球軌道の離心率が進化を方向付ける

Nature ダイジェスト Vol. 19 No. 4 | doi : 10.1038/ndigest.2022.220440

原文:Nature (2022-01-06) | doi: 10.1038/d41586-021-03549-5 | Earth’s eccentric orbit paced the evolution of marine phytoplankton

Rosalind E. M. Rickaby

進化史上、プランクトンのサイズの多様性には「パルス」があり、それが地球の公転軌道の真円度と密接に関連していることが、化石の分析によって明らかになった。果たして、公転軌道の変動が進化のリズムを決めるビートになっているのだろうか。

Beaufortら1は、古代海洋堆積物に含まれるコッコリス化石を分析して、地球の公転軌道の離心率が植物プランクトン進化の方向付けに関与していたことを指摘している。 | 拡大する

johan63/iStock /Getty Images Plus/Getty

経時的な進化を方向付ける要因を考える場合、生物学的な側面に注意が向くのが普通だ。しかし、Nature 2022年1月6日号の79ページで、エクス・マルセイユ大学、CNRS、IRD、INRAE、およびCEREGE(以上、フランス・エクサンプロバンス)に所属するLuc Beaufortら1は、地球の公転軌道(地球が1年で太陽の周りを回る軌道)の変動が進化の成り行きの決定に関わっている証拠を示した。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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