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  • ペストの大流行による急速な自然選択

    中世を生きた人々のDNAの分析から、14世紀の腺ペストパンデミックによる急速な自然選択を受けた人は生き残った一方で、その子孫は自己免疫疾患のリスクが上昇した可能性があることが明らかになった。

    2023年2月号

  • 全身性エリテマトーデスを治療するCAR-T細胞療法

    免疫系のT細胞に遺伝学的改変を加えて特定の細胞を攻撃させるCAR-T細胞療法で、全身性エリテマトーデス(SLE)の治療を目的とするものが開発された。作製されたCAR-T細胞を患者に注入すると、臨床的および免疫学的な改善が見られた。

    2023年2月号

  • がんの最も厄介な変異に迫る

    多くのがん種で変異を起こしているKRASというタンパク質は、薬剤の標的にすることができないと考えられてきた。だが最近、KRASを標的とする一連の新薬の開発が進み始めたことで、道のりは長いが患者の命を救えるかもしれないという希望が見えてきた。

    2023年1月号

  • 謎めいた微生物DNAエレメント「ボーグ」の発見

    微生物は、遺伝情報の一部を染色体以外のエレメントに保存している。そうしたエレメントに思いもよらないタイプのものが見つかり、その多様性と潜在的役割に関する考え方に変化が起こっている。

    2023年1月号

  • 家族関係にあるネアンデルタール人集団を初めて発見

    ネアンデルタール人社会の構造に関して、近親者の古代DNAが新たな知見をもたらした。

    2023年1月号

  • SARS-CoV-2は宿主タンパク質を模倣して防御を回避する

    SARS-CoV-2は、宿主の細胞核でDNAをパッケージングするヒストンタンパク質の1つを模倣するように進化してきたことが明らかになった。この模倣によって、遺伝子の転写が阻害されて、抗ウイルス応答が減弱する。

    2023年1月号

  • 遺伝統計学でヒトゲノムデータと医療・創薬をつなぐ

    近年、大規模なヒトゲノム研究から、医療や創薬にとって有用な情報が得られ始めている。このような研究を進めるには、大量のヒトゲノムデータを解析する必要があり、それを可能にしているのが、遺伝統計学である。遺伝統計学とは何か、遺伝情報からどんなことが分かるのか? 日本の遺伝統計学を牽引する、岡田随象・東京大学大学院教授に話を聞いた。

    2022年12月号

  • 古代DNA研究の先駆者にノーベル医学・生理学賞

    ゲノム解析を利用して、ネアンデルタール人などの古代ヒト族種の実体を明らかにした古遺伝学者にノーベル医学・生理学賞が贈られた。

    2022年12月号

  • 現生人類の脳に優位性を与えた可能性のある遺伝子変異を発見

    古代の絶滅ヒト族との比較から現生人類に見つかったある遺伝子変異は、古代ヒト族型遺伝子に比べてニューロンを増やす働きが強いことが分かった。

    2022年12月号

  • 亜鉛イオンのエスコートタンパク質を特定

    細胞の重要な酵素に亜鉛イオンを確実に送達する金属シャペロンタンパク質が見つかった。この知見により、亜鉛が不足している場合には細胞内での亜鉛の配分が巧妙に制御されることが鮮明になった。

    2022年11月号

  • 人類はいかにして乳を消化できるように進化したのか

    画期的な研究により、飢きんと病気がヒトの乳糖耐性を生んだことが分かった。

    2022年11月号

  • 一塩基編集による遺伝子治療の臨床試験が始まる

    CRISPRよりも精密なゲノム編集技術による画期的な遺伝子治療の臨床試験が始まった。

    2022年10月号

  • Kristine Bohmann

    Kristine Bohmannは、 コペンハーゲン大学(デンマーク)の分子生態学者。

    2022年9月号

  • 人工タンパク質を生細胞で合成する回路でがん免疫療法をより安全に

    T細胞にカスタマイズ可能な人工受容体タンパク質を発現させて、柔軟な制御ができることが報告された。こうした人工タンパク質設計の枠組みが明確になったことで、がん免疫療法で利用できる可能性が高まった。

    2022年9月号

  • 体内への侵入者

    胎盤の研究が抗がん剤につながる可能性。

    2022年8月号

  • RNA―ペプチドワールドの可能性

    太古の地球上では、タンパク質を合成する生物学的装置はどのようにして単純な化学物質から進化したのだろうか。今回、修飾されたRNAヌクレオチドが段階的なペプチド合成の誘導に果たす興味深い役割が、実験によって示唆された。

    2022年8月号

  • 「変異シグネチャー」でがんの起源に迫る

    過去最大規模の腫瘍ゲノム研究により、がんの起源の手掛かりとなる変異パターンが明らかになった。

    2022年7月号

  • 遺伝子抑制の新たな階層の発見

    rixosome(リキソソーム)と呼ばれるタンパク質複合体が、遺伝子発現後に残っているRNA転写産物の分解に役立つことが分かった。この発見は、種によって異なる、rixosomeのクロマチン調節での役割を示している。

    2022年7月号

  • 変異時計の進行は種によって異なる

    細胞は一生にわたり変異を獲得する。今回、寿命が長い動物は寿命が短い動物よりも ゆっくりと変異を獲得していることが明らかになった。これによって、寿命が長くなってもがんリスクが上昇しない理由を説明できる可能性が示された。

    2022年7月号

  • 遺伝子調節の神託

    生物学研究の長年の目標は、DNA塩基配列から遺伝子発現を予測できるようになることだ。人工知能の1つのタイプであるニューラルネットワークを、ハイスループット実験と組み合わせることで、この目標に一歩近づいた。

    2022年6月号