特別公開記事Free access
デルタ株の爆発的な広がりを可能にした変異
新型コロナウイルスのデルタ株の猛烈な感染力には、スパイクタンパク質中の、ある重要なアミノ酸の変化が関係しているかもしれない。
新型コロナウイルスが細胞に侵入する仕組み
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のライフサイクルは、現時点で、ここまで分かってきた。
COVIDワクチンと血栓症:これまでに分かったこと
頻度は非常に低いとはいえ、COVIDワクチンの接種後に原因不明の血栓症を発症する人がいる。その機序の解明に、科学者たちは取り組んでいる。
リサーチ・アドミニストレーターという道
大学でテニュアを追い求めることに倦み疲れた研究者には、リサーチ・アドミニストレーターとして活躍する道もある。
眼の水晶体が透明になる仕組みを追い続けて
眼の中で、カメラのレンズのような働きをする水晶体。水晶体を構成する細胞は透明であり、核やミトコンドリアなどの、本来存在するはずの細胞小器官が全て消失している。細胞小器官の消失は、いったいどのような仕組みで起きているのか。この問いへの答えを探し求めてきた水島昇・東京大学教授は、ついにそれを解き明かした。
リサーチ・マネージャーもまた研究者である
研究風土の改善には、大学アドミニストレーター(URA)が重要な役割を担っている。しかし最大限の利益を得るためには、もっと多くのURAが研究の学術的側面に関わる必要がある。
Fabio Deelan Cunden
Fabio Deelan Cundenは、 バーリ大学(イタリア)の数学者・理論物理学者。
都市の食料不足を供給の多様化で防ぐ
食料供給の突然の途絶(食料ショック)のリスクが高まっている という懸念が広がっている。食料ショックに対する都市の脆弱性は、そのサプライチェーン(供給連鎖)を多様化することによって減らすことができることが示された。
SARS-CoV-2変異株と闘うための単一ドメイン抗体
ラクダやラマが産生する抗体には、「ナノボディ」と呼ばれる小さなタンパク質ドメインを用いて標的に結合するものがある。今回、COVID-19の治療において通常の抗体よりも優れた効果を発揮する可能性のあるナノボディを産生する、遺伝子改変マウスが作製された。
デザイナー繊維食で腸内微生物を変化させる
食物が腸内微生物にどのような影響を与え、どうヒトの健康を左右するのかが分かれば、的を絞った食物戦略が得られる可能性がある。今回、ある臨床試験が行われ、その目標の実現に向けて一定の前進があった。