Volume 18 Number 9

古代人はいかにして数を数えられるようになったのか?

数を表すことのできる動物はヒトだけだと考えられている。では、ヒトはそれをいつから始めたのか? 記数法の発展について、現在、考古学や認知心理学などに基づきさまざまな仮説が提案されている。もしかすると、ネアンデルタール人もそれを編み出していたかもしれない。

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COVIDが脳にダメージを与える仕組み

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SARS-CoV-2による神経学的症状は、複数のメカニズムによって起こると見られる。それを示唆する証拠が増えてきた。

デルタ株はワクチン接種完了者からも広まる

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新型コロナウイルスのデルタ株は、他の変異株に比べ、ワクチン接種完了者からも広まりやすいようだ。

COVIDのリスクに関連する遺伝的バリアントが分かってきた

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バリアントと疾患の遺伝的関連は、パズルのように複雑だ。しかし、このパズルを解くことができれば、治療薬開発のヒントが見えてくる。

イノベーション研究の若きトップランナー清水洋氏、シュンペーター賞を受賞

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汎用性の高い技術をいかにして生み出し、その応用範囲をいかにして拡張するか。スタートアップを促進するとイノベーションにどのような影響がでるのか。日米のレーザー・ダイオード開発を例に、イノベーションにまつわる俗説に切り込み論じた清水洋・早稲田大学教授の書籍が、優れた研究に贈られる「シュンペーター賞」を受賞した。清水氏に、この研究で明らかにしたことと、基礎研究との関わりについて聞いた。

AIによるマイクロチップの設計は歓迎すべきだが、慎重な対応が必要

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人工知能(AI)は、エレクトロニクス産業の障害回復力(レジリエンス)を高める上で役立つ。しかし、その利益は公平に分配されなければならない。

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ユリウス・シュプリンガー奨学生、2021年は日本の博士課程の学生2人に

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科学の力で社会貢献をしていきたいと授賞式で語った新たな奨学生。重たい扉を前に奮闘する2人からは、抱える不安や悩み以上に、希望が感じられた。

Publishing Academy

学術界サバイバル術入門 — 助成金を申請する②

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申請書を作成する際に、まず何を念頭に置くべきか、第1回で説明しました。今回は、あなたの研究に「資金を提供する価値がある」ことを示す方法をお話しします。

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地球外生命を探すなら、地球が太陽の手前を横切る様子を観測できる位置にある恒星や惑星系に重点を置くべきだ。

ヒトゲノムの完全解読は近い:ギャップはいかにして埋められたか

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解読済みのヒトゲノムに、新たに2億塩基対と115の遺伝子が加わった。まだ残っているのは、Y染色体の解読だ。

1つのチップ上で、酵素の1000以上の変異を同時に調べる

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この技術は、タンパク質の作用機序や薬物送達の方法に関する理解を大幅に加速すると期待されている。

体の生物学的年齢が分かる「炎症時計」

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老化と関係する血液中の炎症のマーカーが機械学習を使用して特定された。iAgeと命名されたこのツールは、人々の健康寿命を延ばすのに役立つことが期待される。

実験室で作製されるヒト胚、14日ルールを緩和へ

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国際幹細胞学会(ISSCR)は2021年5月、最新の研究ガイドラインで 影響力の強い14日ルールを緩和することを発表した。

Feature

古代人はいかにして数を数えられるようになったのか?

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先史時代の記数法の発展について、近年の考古学研究やその他の分析に基づき、詳細に説明する仮説が立てられ始めている。

News & Views

鳥類の磁気受容の謎の解明に向けて大きく前進

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動物が地球の磁場を感知する仕組みは、今なお謎に包まれている。今回、渡り鳥のヨーロッパコマドリの網膜に存在する クリプトクロムタンパク質のErCRY4に、探し求められてきた磁気センサーとしての物理的特性が見いだされた。

スクイーズド光で顕微鏡の感度を向上

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生体組織の画像撮影において、分子内の振動からの光シグナルでコントラストを得ることは可能だが、このシグナルの検出は難しい。今回、スクイーズド量子状態にある光を使って、これまでは雑音に覆い隠されていた、分子振動のシグナルを検出する方法が実証された。

古代人の糞便とその腸内微生物

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ヒトの腸内微生物がどのように健康や疾患を左右しているのかについて、 理解が深まりつつある。今回、古代人の糞便に関する研究で、 過去2000年の間に腸内の微生物集団がどう変化したのかが見えてきた。

腫瘍細胞を休眠へといざなうナチュラルキラー細胞

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ナチュラルキラー細胞は、原発巣から他の場所に広がる転移がん細胞を休眠状態に誘導できることが分かった。この知見は、こうした抗腫瘍機能を妨げる経路の発見と共に、新しい治療法の開発を促す可能性がある。

Advances

除虫菊の秘密

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天然の蚊除け剤が働く仕組みが判明。

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Nature Highlights

Nature 2021年7/1〜7/29号のハイライトを掲載しています。

2021年7月1日号

2021年7月8日号

2021年7月15日号

2021年7月22日号

2021年7月29日号

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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