Nature ハイライト

材料科学: 透過と遮断を切り替えられる酸化グラフェン膜を通る水輸送

Nature 559, 7713

膜を通る水の透過は、ろ過や淡水化などの用途において有効性を決定付ける大きな要因である。膜を通る輸送の速度は、膜の構造や形態を調節して制御されることが多い。今回R Nairたちは、電場を印加することによって、マイクロメートルの厚さの酸化グラフェン膜を通る水輸送をオン・オフ切り替えできることを報告している。この切り替えは、膜を通る電流の臨界電流密度で膜中に導電性フィラメントが形成されることに起因する。著者たちは、こうしたフィラメント付近の局所電場によって周囲の水分子がイオン化され、このイオン化によって水輸送が遮断されると示唆している。

Letter p.236
doi: 10.1038/s41586-018-0292-y | 日本語要約 | Full Text | PDF

2018年7月12日号の Nature ハイライト

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