Nature ハイライト

物性物理学: マヨラナフェルミオンによるホール効果の量子化

Nature 559, 7713

1985年に、クラウス・フォン・クリッツィングは、量子ホール効果を発見した功績でノーベル賞を受賞した。量子ホール効果では、電気ホールコンダクタンスが量子化されて整数値をとり、トポロジカル物質相の存在を示す。同様に、熱コンダクタンスも量子化された値をとる可能性がある。今回、松田祐司(京都大学)たちは、キタエフスピン液体と呼ばれる物質において、熱ホール効果が半整数値に量子化されるという通常とは異なる特徴を持つことを示している。この半整数熱ホール効果は、マヨラナフェルミオン(粒子と反粒子が同一であるエキゾチック準粒子)のカイラル流が強電子相関に起因してこの物質のエッジを周回していることを示す証拠である。

Letter p.227
doi: 10.1038/s41586-018-0274-0 | 日本語要約 | Full Text | PDF
News & Views p.189
doi: 10.1038/d41586-018-05637-5 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2018年7月12日号の Nature ハイライト

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