Nature ハイライト

原子物理学:高エネルギーニュートリノの相互作用断面積

Nature 551, 7682

ニュートリノは通常の物質と弱く相互作用するが、ニュートリノのエネルギーが高くなるとニュートリノと核子の相互作用断面積が大きくなる。これまでは、比較的低いエネルギーでしか相互作用断面積が測定されていなかった。今回、IceCubeコラボレーションのS Kleinたちは、6.3~980テラ電子ボルト(TeV)というエネルギーのニュートリノの地球による吸収を測定したことを報告している。計算された断面積は、素粒子物理学の標準模型の予測と統計的に矛盾しておらず、コンパクト次元の影響を示す証拠は認められなかった。

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