Nature ハイライト

宇宙:岩石惑星への道のり

Nature 462, 7271

D DemingとS Seagerは、太陽以外の恒星の周りを回っている、現在までに見つかった370個以上の惑星の特性について概観している。太陽系外惑星の発見は当初、惑星重力が恒星のスペクトルに及ぼす影響を測定する視線速度法、もしくはドップラー揺らぎを測定する方法によっていた。最近では、惑星が恒星の前面を通過するのが地球から見える際に観測を行うトランジット法による発見が増えつつある。この方法を使うと、惑星の質量や半径に加えて、一部の系外巨大惑星では、その大気中に含まれるガス成分も同定することができる。DemingとSeagerは、まもなくできる新しい観測衛星によって、この先10年以内に「habitable」、つまり生命が存在可能と考えられる岩石惑星が、太陽近傍にある冷たい赤色矮星周辺でトランジット現象により発見されるだろうと予想している。この概説は、www.nature.com/nature/focus/yearofastronomyにある世界天文年特集にも掲載されている。

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