Nature ハイライト

医学:複雑ながん

Nature 453, 7194

マウス胎仔肝臓の造血幹細胞からがん抑制遺伝子Ptenを欠失させることにより、新しい白血病モデルマウスが確立された。このマウスは、急性Tリンパ芽球性白血病に進展することがある骨髄増殖性疾患を発症する。病態の進行は、βカテニンを必要とし、染色体転座が起こってがん遺伝子c-mycが過剰に発現するようになる白血病幹細胞によって進行する。こうした現象は、ヒト急性Tリンパ芽球性白血病でみられるのと同じである。今回の研究によって、複数の遺伝的変化が、過剰増殖疾患とがんの進行にどのようにかかわるのかが明らかになった。

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