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免疫:植物の免疫経路

Nature 451, 7180

植物は、菌類からの攻撃のほとんどに対してうまく身を守ることができるが、その基盤となる機構はほとんど解明されていない。うどん粉病菌と接触させたシロイヌナズナでの研究により、免疫応答の成分の1つが同定され、PEN1とよばれるシンタキシンタンパク質、SNAP33というSNAREタンパク質、それに小胞関連膜タンパク質であるVAMP721とVAMP722からなる複合体であることがわかった。意外なことに、VAMP721、722の機能は、植物で恒常的に働いている分泌経路でこれらが果たしている役割と重複している。これらのVAMPタンパク質がかかわっていた太古の分泌経路が、植物の分泌性免疫応答に取り込まれてその一部となったのかもしれない。

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