Nature ハイライト

神経:シナプス活動の分担

Nature 450, 7170

神経終末での神経伝達物質の放出は、自発的、あるいは神経信号に応答した活動電位としてのCa2+流入を引き金として起こる。後者の場合には、速くて同期性の放出と遅くて非同期性の放出がある。J Sunたちは、遺伝学的および電気生理学的手法を用いて、同期性放出と非同期性放出を分離し、これらの2つに対してそれぞれ独立したCa2+センサーが存在すると論じている。また彼らは、広い範囲のCa2+濃度に依存するシナプス伝達を説明しうる定量的モデルも考案している。

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