Nature ハイライト

免疫学:COVID-19 RNAワクチン候補の安全性と免疫原性

Nature 586, 7830

M Mulliganたちは今回、COVID-19 RNAワクチン候補の安全性、忍容性、免疫原性に関する第I/II相試験の中間報告を行っている。このワクチンは、SARS-CoV-2の三量体化受容体結合ドメインをコードするRNAを1-メチルプソイドウリジン修飾したものであり、脂質ナノ粒子に製剤化され、筋肉内注射で接種される。試験結果から、ワクチンの安全性と忍容性のプロファイルが示され、2回目のワクチン投与後には、COVID-19から回復した回復期患者の抗体力価と比べてロバストな免疫原性が見られることを示す証拠が得られた。

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