Nature ハイライト

医学研究:動員された筋膜による深部創傷のパッチ修復

Nature 576, 7786

皮膚の創傷修復には瘢痕の形成が関わっている。瘢痕は、コラーゲンを産生する真皮の繊維芽細胞によって作られると考えられている。しかし、Y Rinkevichたちは今回、この考えは表層の小さな創傷については当てはまる一方、皮膚移植に関連するような、より大きくより深い創傷の補修には、皮膚の下にある浅筋膜が関与することを実証している。筋膜に由来する繊維芽細胞は、これらの創傷部位内に移動し、神経や血管、細胞外マトリックスを含む周囲のゼリー状マトリックスを引き込んで、これが栓となり、創傷に封がされることが分かった。今回の知見は、開放創の治療に関して臨床的な意味を持つ可能性がある。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度