天体物理学：ガンマ線バーストの残光からのテラ電子ボルト放射

長年の探査にもかかわらず、ガンマ線バーストに伴うテラ電子ボルト（TeV）放射はこれまで観測されていなかった。今回MAGICコラボレーションによって、GRB 190114Cからの0.2〜1 TeVのエネルギー帯域での放射が観測され、バーストの約1分後から始まるため、この放射は残光に関連するものであることが見いだされた。その放射強度と光度曲線は、X線帯域で観測されるものと似ていることから、どちらも逆コンプトン散乱に起因するという結論が導かれる。

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