目次

Editorials

社会貢献団体による科学助成の増加は望ましいことであり、科学界は説明責任を果たし、これをうまく活用すべきだ。

p.231

doi: 10.1038/447231b

英国の科学はブレア政権のもとで順調に発展してきたが、長期的にこの状態を保つには、科学界が政治や社会と良好な関係を築く努力が必要だ。

p.231

doi: 10.1038/447231a

優れた研究育成機関を目指すEUの欧州工科大学(EIT)構想が、このままでは、その名に値しないものに変質してしまう。

p.232

doi: 10.1038/447232a

News

米国のコンピューター科学者が、科学論文取り下げとその影響を数理モデルを使って評価。

p.236

doi: 10.1038/447236b

国連の「室内汚染」による健康被害防止への取り組みが、暗礁に。

p.236

doi: 10.1038/447236a

インドの科学産業研究委員会(CSIR)の委員長選びが難航。

p.238

doi: 10.1038/447238b

パーデュー大学が、「バブル核融合」問題の3回目の調査へ。

p.238

doi: 10.1038/447238a

ロンドン自然史博物館の新館建設計画に、標本保管に適さないと非難の声が。

p.239

doi: 10.1038/447239a

世界の科学者が、カナダ政府に北部の森林、湿地帯の保護を要請。

p.241

doi: 10.1038/447241b

カナダ衛生研究所(CIHR)が、先住民の健康問題の研究に倫理基準を。

p.241

doi: 10.1038/447241a

国際ハップマップ計画は大きな成果を上げたが、次の技術革新に圧され、成果の利用は短期で終わる可能性。

p.242

doi: 10.1038/447242c

ハワード・ヒューズ医学研究所の助成要件が女性に不利との声が。

p.242

doi: 10.1038/447242b

News Features

生物医学系の社会貢献団体:寄付の状況

State of the donation p.248

民間基金や富裕な慈善家などが、生物医学研究に多額の資金を提供しているが、彼らは何を得ているのだろうか。

doi: 10.1038/447248a

生物医学系の社会貢献団体:金のなる木

The money tree p.251

世界の主な社会貢献団体とその活動。

doi: 10.1038/447251a

生物医学系の社会貢献団体:愛かお金か

p.252

援助が欲しい研究者と治療法を求める資金提供者の出会いからは、喜びと食い違いが生じる。

doi: 10.1038/447252a

生物医学系の社会貢献団体:Q&A

p.254

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の国際保健計画の山田代表に訊く。

doi: 10.1038/447254a

考古学:過去の爆風

p.256

最後の氷河期末期に、巨大な隕石が北米大陸か、その上空で爆発した可能性があるとの説が出されている。

doi: 10.1038/447256a

News & Views

再生生物学:治癒途上のけがから新しい毛が生える

p.265

哺乳動物では、創傷のほとんどは修復によって治癒するのであり、再生するわけではない。ところが、成体マウスでは、傷が治っていくにつれて、皮膚の開いた傷口に新しい毛嚢が形成され、胚での発生経路と似たような経過をとるらしいことがわかってきた。

doi: 10.1038/447265a

光学:回折限界を超える

p.266

巧妙に設計された光学応答性をもつ材料は、画像分解能の基本的限界を超えられる。この「ハイパーレンズ」は、照明光の波長よりも小さい物体の拡大画像を作り出すことができる。

doi: 10.1038/447266a

経済生態学:ミンククジラの市場を調べる

p.267

標識再捕獲法は生態学の大黒柱の1つといえる。この原理と個体の遺伝子タイピングを併用して、誤って殺されたミンククジラのうち、どの程度が韓国の市場に出てくるかが推定された。

doi: 10.1038/447267a

スピントロニクス:シリコンをひとひねり

p.269

数十年にわたって、シリコンは電荷を利用する従来のエレクトロニクスの主要材料であった。設計に工夫を加えた結果、電子スピンの制御を利用するスピントロニクスの領域でも、シリコンが使えるようになった。

doi: 10.1038/447269a

神経科学:SUMOと取り組む

p.271

SUMO化は、さまざまなタンパク質を修飾することにより、それらがかかわる細胞過程に影響を及ぼす。ニューロンでは、SUMO化は細胞表面にある受容体の数を調節し、それによってニューロン間の情報交換を制御している。

doi: 10.1038/nature05888

有機化学:分子のクロストーク

p.273

人工酵素が生体に実際に含まれる酵素の機能を再現できるようになるまでにはまだだいぶ時間がかかりそうだ。シグナルを出したり、それに応じたりする系の出現により、人工酵素という考えが実現に一歩近付くことになるかもしれない。

doi: 10.1038/447273a

遺伝学:走れ、ホイペット!

p.275

ホイペットという品種のイヌでは、筋肉に含まれるタンパク質であるミオスタチンをコードしている遺伝子の片方に変異が起こると、走る能力が向上する。しかし、一対の遺伝子の両方に変異が生じると、「筋肉肥大」に苦しむようになる。

doi: 10.1038/447275b

植物の発生:親の不和を克服する

p.275

被子植物では、胚発生の間に本来働く機構のうちの2つがなくてさえ、成長可能な種子ができる。この知見は、種子形成過程での雄と雌に由来する因子の相互作用を明らかにしてくれる。

doi: 10.1038/447275a

惑星科学:応力の影響を受ける割れ目

p.276

2つのモデル研究から、土星を巡る氷の衛星の1つであるエンセラダスの表面の亀裂から重力によって水蒸気の上昇流が吹き出す仕組みに関する、互いに相補的な結果が得られた。

doi: 10.1038/447276a

Article

細胞:III型エフェクターの1つはRNA結合タンパク質をADP-リボシル化し、植物の免疫を抑制する

A type III effector ADP-ribosylates RNA-binding proteins and quells plant immunity p.284

doi: 10.1038/nature05737

Letters

宇宙:エンセラダスのプルームと熱流束の起源である剪断加熱

Shear heating as the origin of the plumes and heat flux on Enceladus p.289

doi: 10.1038/nature05783

宇宙:エンセラダスの亀裂の潮汐作用により制御された周期的な開口を原因とする噴出

Eruptions arising from tidally controlled periodic openings of rifts on Enceladus p.292

doi: 10.1038/nature05821

物理:シリコンにおけるスピン輸送の電気的測定および制御

Electronic measurement and control of spin transport in silicon p.295

doi: 10.1038/nature05803

材料:分子ナノレイヤーを用いたアニール誘起界面高靭性化

Annealing-induced interfacial toughening using a molecular nanolayer p.299

doi: 10.1038/nature05826

地球:カンラン石とクロム鉄鉱内の元素拡散による特異なメルト包有物の寿命

Survival times of anomalous melt inclusions from element diffusion in olivine and chromite p.303

doi: 10.1038/nature05759

生態:南大洋深海の生物多様性と生物地理学的特性に関する初めての考察

First insights into the biodiversity and biogeography of the Southern Ocean deep sea p.307

doi: 10.1038/nature05827

発生:ゲノムインプリンティングなしでも種子の発生は可能である

Bypassing genomic imprinting allows seed development p.312

doi: 10.1038/nature05770

発生:成体マウスの創傷後の皮膚におけるWnt依存的な毛嚢de novo再生

Wnt-dependent de novo hair follicle regeneration in adult mouse skin after wounding p.316

doi: 10.1038/nature05766

神経:SUMO化はカイニン酸受容体を介するシナプス伝達を制御する

SUMOylation regulates kainate-receptor-mediated synaptic transmission p.321

doi: 10.1038/nature05736

医学:ヘルペスウイルスの潜伏は細菌感染を「共生的」に防御する

Herpesvirus latency confers symbiotic protection from bacterial infection p.326

doi: 10.1038/nature05762

医学:ピロリ菌CagAはPAR1/MARKキナーゼを標的として上皮細胞の極性を破壊する

Helicobacter pylori CagA targets PAR1/MARK kinase to disrupt epithelial cell polarity p.330

doi: 10.1038/nature05765

細胞:分裂酵母のAlp7/TACCはRan-GTPアーゼに依存した紡錘体形成の重要な標的である

Alp7/TACC is a crucial target in Ran-GTPase-dependent spindle formation in fission yeast p.334

doi: 10.1038/nature05773

生化学:バンコマイシン生合成における補因子に依存しない二原子酸素添加の構造基盤

Structural basis for cofactor-independent dioxygenation in vancomycin biosynthesis p.342

doi: 10.1038/nature05702

Review Article

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