Review Article

IL-22-IL-22R1系の治療機会

Nature Reviews Drug Discovery 13, 1 doi: 10.1038/nrd4176

インターロイキン22(IL-22)は、22型ヘルパーT(TH22)細胞、TH17細胞、TH1細胞などのT細胞や自然リンパ球(ILC)サブセットが活性化することで産出される重要なエフェクター分子である。IL-22は、IL17や腫瘍壊死因子と相乗的に働くが、IL-22の重要な機能のいくつかはこのサイトカインに特有のものである。IL-22-IL22受容体サブユニット1(IL-22R1)系は、肝臓や膵臓の損傷だけでなく、乾癬や潰瘍性大腸炎、移植片対宿主病、ある種の感染症や腫瘍などと臨床的に大きな関連があることが、ここ数年の間に得られたデータから示唆されている。本稿では、現在知られているIL-22-IL-22R1系の生物学、すなわち炎症、組織保護、再生および細菌防御におけるIL-22-IL-22R1系の役割、さらに治療を目的としたIL-22-IL-22R1系の調節によって生じる良好な結果、および可能性のある有害な結果について述べる。

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