Review Article

放射線に対するがん組織および正常組織の反応を最適化する戦略

Nature Reviews Drug Discovery 12, 7 doi: 10.1038/nrd4003

がん患者の約50%は治療期間中のどこかの時点では放射線療法を受けているが、その多くは根治を目的としたものだ。放射線治療計画や画像誘導放射線療法による照射などの最近の進歩にもかかわらず、急性毒性や潜在的な長期的副作用のため、局所腫瘍を制御するのに十分な線量の放射線を照射することは難しいことも多い。過去20年、がんの特性についての理解が深まり、細胞が放射線に応答するための特異的なシグナル伝達経路も発見されており、この結果、放射線療法の治療域を広げるための分子標的治療法設計という新たな機会を生み出している。本稿では、腫瘍治癒の見込みを向上させるか、あるいは正常細胞への毒性を低下させることにより、放射線療法による転帰を改善する手法開発の取り組みについて述べる。

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