Review Article

がんおよびウイルス性疾患を治療するヌクレオシド類似体あるいはヌクレオチド類似体の開発の進展

Nature Reviews Drug Discovery 12, 6 doi: 10.1038/nrd4010

ヌクレオシド類似体が臨床で使用されるようになって約50年になるが、今ではがんやウイルス感染症患者の基本的治療薬となっている。この10年の間でもさまざまな薬物が承認されていることから、ヌクレオシド類似体ファミリーは今でも大きな可能性を有していることがわかる。本稿では、奏効率を高め、副作用を軽減することを目的とした新規ヌクレオシド類似体とその関連化合物で、現在がんおよびウイルス感染症の治療薬として前臨床段階あるいは臨床開発中であるものについて論じる。なお、これらの薬剤開発に用いられているさまざまなアプローチ法や個別化治療の可能性についても焦点を当てている。

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