Review Article

心房細動治療のための新しい分子標的

Nature Reviews Drug Discovery 11, 4 doi: 10.1038/nrd3682

心房細動は、不整脈のなかで最も頻繁にみられるもので、一般の人々の罹患率と死亡率はかなり高い。現在の治療法はあまり効果が得られず、かつリスクがある。特に不整脈を誘発するようなリスクが高い。このため新しい治療戦略が求められている。近年、心房細動を引き起こす分子を標的とした新しい治療法の開発に多くの努力が注ぎ込まれており、いくつか新規化合物が開発中となっている。本稿は、新規の抗心房細動薬の開発のための論理的根拠、薬剤が標的とする分子および構造のモチーフ、そしてこれまでの研究や臨床試験より得られた結果に焦点を当てる。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度