Letter

光周波数で動作するシリコンナノ構造クローク

Nature Photonics 3, 8 doi: 10.1038/nphoton.2009.117

クロークを用いて(外部の観察者に検知されないよう)物体を不可視化することは、長い間、非常に興味深い目標であった。今回我々は、波長1,550 nmの近赤外で動作するクロークを実証した。このクロークは、平坦な反射面上の変形を隠蔽し、その下に物体を隠すことができる。このデバイスの面積は225 µm2で、1.6 µm2の領域を隠蔽する。このデバイスは、クローク全体で密度が空間的に変化するナノメートルサイズのシリコン構造体で構成されている。変換光学を利用して、密度変化を規定し、クロークの実効屈折率分布を決めている。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度